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2009.06.19

セブンイヤーズ・イン・チベット

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実在のオーストリア人の登山家ハインリヒ・ハラーの数奇な人生と人間的な成長、幼少時のダライ・ラマとの心の交流を描く名作。ずっと見たかったのだが、タイミングが合わずやっと見ることができた。チベットの文化や中国の軍事的侵略なども描かれている。

ジャン・ジャック・アノーは「愛人 ラ・マン」や「薔薇の名前」なども撮ったフランス人の監督。
その映像美、特に自然の美しさをフレームで切り取ったような映像は、目に焼きついて、離れない。

傲慢で自分のことしか考えなかった主人公が、妻と息子との別れ、捕虜収容所からの脱獄、辛い流浪生活を経て、チベットに居場所をみつけ、友情を得、心の平安をとりもどしていく。そして、旅立ち。

☆☆☆☆  星4つ。
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2009.04.24

雪の下の炎

22日、渋谷のアップリンクというミニシアターで、雪の下の炎、風の馬というチベットの映画を見た。

雪の下の炎は、チベット民族蜂起が起きた1959年に28歳で中国政府に投獄され、後33年間拷問に耐え刑務所や強制収容所で過ごしたパルデン・ギャッツオ師のドキュメンタリー。

その苦悩の半生を通じて、チベット問題を浮かびあがらせる。
砂をかむような、苦悩の日々をすごしながらも、パルデン師はどこまでもすがすがしくあたたかい。
ここでも私は慈悲という言葉をなんども心の中で繰り返していた。

「非業の死をとげた友のために闘いつづける」パルデン師にいつか事実がただ事実になる日がくるように、祈らずにいられない。

ひとりでも多くの人にみてほしい、知って欲しい映画です。
原作本も読んでみようと思っています。

帰りには、ネパールカレーを食べに行きました。
2本立で映画をみるなんて、すっごくひさしぶりだったのでちょっと疲れましたが一緒に出かけたお友達との話もとても楽しく、充実した日でした。

2008.03.15

デッドマン・ウォーキング

デッドマン・ウォーキング


この映画は、大好きな作品なのです。

残虐な殺人事件を犯した死刑囚にショーン・ペン、死刑囚の精神アドバイザーを務める修道女をスーザン・サランドンが演じています。

アマゾンによると、実際に死刑囚の精神アドバイザーを務めた修道女、ヘレン・プレジャンの本に感銘を受け映画化を熱望したサランドンがヘレン本人に扮し夫のティム・ロビンスが監督したそうです。
ティム・ロビンスは「ショーシャンク」で主演をしている俳優でもあり、素晴らしい監督でもあります。

本当に彼は殺人を犯したのか、それとも冤罪か?死刑は執行されるのか、取りやめになるのか、など息が詰まるようです。世間の非難を浴びるヘレンの迷いにもとても共感できます。そしてやはりそれぞれの演技が素晴らしく、人間が深く深く掘り下げられているのです。

被害者の立場としても、加害者の立場としても共感できる部分があり、頭がこんがらがってきます。真実はどこにあるの?それぞれの魂は救われるの?そして、答えはラストシーンに。。。

私はどうして、映画をみるのだろうか?
ときどき考えることがあります。
そして、それはやはり深く深く人間というものを理解するためである、という答えに尽きる気がします。

ひとはそれぞれに違う。
それぞれに深遠で、それぞれに宇宙である。
それを理解する一助として、私は本を読み、音楽を聴き、映画を見るのだと思います。

人間というのは、単純に善悪と区切れるものではなく、球体のなかのまだら模様のように善と悪が複雑に連なっている。球体はゆっくりと回転していて、光に浮かび目に見えるのは一部にすぎない。悪の部分が見えても、またゆっくり回転していくと善の部分が見えてくる。

結局見えるのはたまたま光のあたる部分でしかない。
願わくば、善に光が多くあたって欲しいと思うが、誰でも回転しながら苦しみ悶え、なおも真摯に人生と向き合っていくのではないか。

たくさんのメッセージがこめられた作品。

★★★★★(星五つ)。

2008.03.15

めぐりあう時間たち

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画
めぐりあう時間たち


おひさしぶりです。
2週間以上更新してませんでした。時間がたつのが本当に早く感じられます。。。

DVD見たので、感想を書きたくなりました。

それぞれの生きている時間も境遇も違う女達のそれぞれの1日を軸に、まったく絡み合わないかのようにみえたひとつひとつが、みごとに最後絡み合い共鳴していく。。。

不思議な余韻を残す作品です。

3人とも抑えた演技ですが、印象に残ります。自分の人生をみつめ、居場所を探す女達。
いったいいつから歯車が狂ってしまったんだろう?どうして?という声なき声が最初から最後まで聞こえてくるようです。

好き嫌いは分かれそうな作品。原作はピュリッツアー賞受賞マイケル・カニングハム。
「リトル・ダンサー」の監督です。

★★★半分。

ラストシーンでに印象に残った詩。

To look life in the face,
always to look life in the face,
and to know it for what it is.

At last, to know it, to love it for what it is, and then to put it away,
Leonard, always the years between us, always the years...,
always the love..., always, the hours
.


人生に立ち向かい、いかなるときも人生から逃れようとせず、あるがままを見つめ、
最後には受け入れ、あるがままを愛し、そして立ち去る。
レナード(夫)、私達の間には年月が、長い年月が、限りない愛と、限りない時間が。

2008.02.12

ブレイブハート

ブレイブハート


13世紀後半、スコットランド独立のために戦った英雄ウイリアム・ウォレスの生涯を描いた映画。イングランドのエドワード1世の圧政により、家族も最愛の妻も奪われた男が祖国の自由のために戦いぬく。

アイルランドで撮影されたらしいが、山や丘陵の風景がとても美しい。
戦闘や処刑など残虐なシーンも結構でてくる。
のちの彼のキリストの処刑までの12時間を描いた「パッション」につながる作品じゃないか、と思った。
つまり、信念のために死を、暴力をおそれないという姿勢。

イングランド皇太子妃をソフィー・マルソーが演じていて、政治の道具にされた女性の哀しさがよく演じられている。

歴史的には結構フィクションが混ざってるらしいが、祖国の自由のために戦うという感情的な部分はよく表現できていたと思う。

これも★★★★。

2008.02.09

ダンサー・イン・ザ・ダーク

ダンサー


以前見て、長い間自分の中で封印していた映画を昨日みた。

少し前からもう一度この映画を見たいなあ、という思いが湧いてきて思い切ってみた。
どうして、「思い切って」かというと、以前みたときにあまりにも悲惨な終わり方がやりきれなく、主人公セルマのことを思い出すと辛かったからだ。

セルマはチェコからの移民。先天性の病気を持っていて目はほとんど見えない状態。最終的には失明するという。彼女の息子にその病気の手術を受けさせ、失明を防ぐために工場で働き、爪に火を灯すような生活をしてお金を貯めていた。

彼女の楽しみはミュージカル。歌を歌って、想像の世界にいるときが辛い現実を忘れさせてくれる時間だ。

そんな彼女に容赦のない現実が次々と降りかかってくる。。。

すごく見ていて辛いし、苦しいし、暗い気持ちになるので特におすすめはしません。
でも、今は彼女なりに自分の人生をまっとうして生きたのだ、と思えるし、なくなった後きっと「よく頑張りましたね」と天使にほめられているだろう。

現世的にみたら悲惨この上ない境遇であっても、セルマはせいいっぱい歌って、生きた。

それで、いいのだ。

でもひとつだけ、すごく息子のジーンのことが気になった。母親が彼をどれだけ愛していたかということがちゃんと伝わったかなあ、って。伝わってるといいな、と思いながらみた。

★★★★

2006.12.05

武士の一分

武士の一分,見てきました。

久しぶりにスクリーンで見た映画でした。藤沢のオデオンでしたが、観客は60代以上の男女ばかり。。。

それでも朝1番の時間なのに、3分の2くらいは埋まっていたでしょうか。

キムタクの演技に酔いました。。。

彼も高倉健さんと同じく、何を演じてもキムタクなのですが、もはや一流の俳優さんですね。

あらすじもほとんどわかっていたにもかかわらず2時間があっという間でした。夫を思う妻、妻を思う夫。いじらしい限りです。

そして描いたのは、「日本人の心」です。いいかえればプライド、命をかけてでも守り通さねばならないもの、です。

山田洋二監督、いい映画を作ってくれてありがとう。

2006.11.06

博士の愛した数式

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こちらは事故で記憶が80分しか続かない元数学博士と、シングルマザーの家政婦とその息子の心の交流を描いた作品。

とても暖かい気持ちになった。

何よりも、家政婦とその息子(ルート)、博士の会話がいい。

「博士にはその話、もう聞いたっていっちゃダメだよ」って口止めするところとか。

余談だが、義母もよく同じ話をする。年をとると同じ話を繰り返すものだが、自分のお気に入りの話(とくに子供達が小さかったときの話)をあうたびにする(苦笑)。

主人が小さい頃児童会長になった、とか。庭に水をまいてスケートリンクにしようとした話、とか。何十回きいたか、わからない。

けど、私もその話はもううかがいました、とは言わないことにしている。もしいったら、もうおしゃべりするのはやめようと後ろ向きの気持ちになっちゃうかもしれないからね。

ま、うちのことは置いといて(笑)、この映画で印象に残ったことばをちょっと長いけど引用します。

(紙に直線を書くようにうながす博士)
そうだ、それは直線だ。
しかし、考えてみてごらん。
君の書いた直線には始まりと終わりがあるね。
だとすれば、ふたつの点を最短距離で結んだ、これは「線分」なんだよ。
本来、直線の定義には端はない。
無限にどこまでも続いていかなければならない。
しかし、1枚の紙には限りがあるし、君の体力にだって限界があるから、とりあえずの線分を本物と了解しあってるにすぎないんだ。
真実の直線はどこにあるのか。
(自分の胸をさしながら)
それはここにしかない。
物質にも、自然現象にも、感情にも左右されない永遠の真実は、目にみえないんだよ。

目に見えない世界が、目に見える世界を支えているんだ。
肝心なことは、ココロで見なくちゃ。


原作も読んでみたいな、と思いました。

2006.11.06

明日の記憶

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最近見た映画がいずれも記憶を失うというテーマのものでした。

これは50歳で若年性アルツハイマー病にかかった主人公と妻の愛の記録。

主人公は広告代理店に勤めていて、働き盛りのやり手サラリーマン。大きな仕事を受注し、これから。。というときに病気に侵されてしまう。

部下の顔がわからなくなる、会議の日時を忘れる、得意先の場所を忘れる、などのミスを犯し、病気がばれてついに閑職に追い込まれてしまう。その辛さ。

渡辺謙の演技も樋口可南子の押さえた演技もとてもよかった。

専業主婦だった妻も「お金のため」に働きにでる。
主人公の退職後、少しずつだが確実に病気が進行していくようすが切ない。

今日できたことが、明日はできない。
自分が自分でなくなっていく恐怖に、妻にとっても「お荷物でしかない」自分に苛立ち、虚無感を深めていく。

そして、最後は。。。


お互いを思いやる妻と夫の深い愛情に感動。

元気で、毎日会社にいってくれる夫に感謝、感謝。

2006.11.03

オールアバウトマイマザー

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おひさしぶりです。気付いたら1週間以上経って、気付いたら11月に入っていました。

なんだか、毎日落ち着かないです(笑)。このままだとあっという間に年末に突入しそうです。

昨日BSでこの映画をやってて、見てしまいました。
2度目ですが、はじめてみたときよりよく話の詳細が理解できて興味深くみられました。

最愛の息子を事故で亡くしたマヌエラ(主人公)は、死の直前に息子から秘密にしていた父親のことを聞かせて欲しいと頼まれる。

その約束を果たすため、彼女は青春を過ごした地バルセロナに向かう。。

そこで出会った人々、麻薬、演劇、性倒錯者、病気、死、そして新たな命の誕生。。。

登場人物のほとんどが傷つき、何か問題を抱えながらも必死に人生を乗り越えようとしている、という印象。

重いテーマだが、見た後は爽快感さえ残る。

私的には、現代版ガープの世界という感じか。

巨匠ペドロ・アルモドバル監督作品。よかったらアマゾンのレビューなども見てください。


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